何もないと思ったはずの足元に
いつか深く確かな根を生やす
2019年6月27日木曜日
日本の最下層の中の最底辺にいるloserは、とある面談に臨んでいた。
えらい人「loserさん、仕事はどう?悩みとかはある?」
私「いえ、皆さんが丁寧に教えてくださるおかげで、私でもなんとか頑張れています。」
えらい人「黙々と仕事をこなしてくれていて助かっています。まだ先の話になりますが、10月からもloserさんのお世話になってもいいですか?」
私「はい、こちらこそ是非よろしくお願いします。」
今年度の私の年収190万が確定した瞬間だった。
助かったと思った。
面談から家に帰るまではそう感じていた。
馬鹿だから。
生粋の愚かな者だから。
家に着いてからは、なんともいえない負の感情が私を襲った。
そして、私は鬱になった。
(キモいおっさんよ、お前はいつも鬱でメンヘラでクズ野郎だろ?)
同じ30代の人達が4、50万のボーナスを貰っているのに自分はボーナスゼロで年収は190万。
30~34歳の男性:平均年収457万円
同世代とは表面的な数字だけでもエグい差が着いた。
退職金やら資産やらを考えたら、もう計り知れない差があることでしょう。
全ては自分が悪い。
これは20代の頃、遊び呆けていた結果に他ならない。
(遊ぶと言ってもギャンブルをしたり、友達とカラオケやボウリングをしたり、旅行をしたりするものではなく、アニメを見て将棋をするだけの生活である)
親から仕送りまでもらい、申し訳ないと思いながらもフリーター生活を漫然と過ごし、プロ棋士になるだの、将棋教室を開くだのと夢を見ていた愚かな自分が全て悪い。
実現性のない、現実味のない夢を見ていいのは、中学生、遅くとも高校生までなんだと思う。
あろうことか自分は20代後半まで現実を直視せず、夢を見ていた。
(現実逃避も大概にしろよ。夢を見るのは寝ている時だけにしろ、メンヘラグロメンおじさん)
愚か極まりない。
あまりにも愚かすぎる私を、どうか許してはくれないか。
もうじき死にますから。
呼んでいる 胸のどこか奥で
いつも心踊る 夢を見たい
かなしみは 数えきれないけれど
その向こうできっと あなたに会える
繰り返すあやまちの そのたび ひとは
ただ青い空の 青さを知る
果てしなく 道は続いて見えるけれど
この両手は 光を抱ける