社会の底辺loserのブログ

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【2/3】現実は残酷だ

 

自己破産

 

その言葉を聞いた瞬間、自分でも驚くほど心がかき乱された。私は動揺が悟られないよう努めて冷静に社長の話に耳を傾けた。

社長「こんなに消費税払えんよ。厚生年金を払うのだって厳しいんだぞ。もう自己破産するしかないと思う。」

その時、私はどんな顔をしていただろうか?また、なんと社長に声をかけるのが正解だったのだろうか?無責任に「まだ頑張りましょう!」とも、後押しすることもできなかった。今回の決算は30万とはいえ黒字だった。しかし、借入金の返済、機械等のローンによる未払金を考えると900万は利益が出ないと話にならない。年900万、月75万の利益が出てようやくキャッシュフローが安定する。正直、抜本的に何かが変わらない限り不可能な数字だと思う。

社会の底辺loser「消費税は分割納付できますよ。それに社長、仮に自己破産しても税金や厚生年金は非免責債権に該当するので、払わなくてはなりません。」

そんな身も蓋もない厳しい現実が私の口から出た。厳しい現実に直面できず、散々現実逃避をしてきた私の口からだ。本当にどの口が言うだ。

社長「昔、厚生年金を滞納したことがあるけど延滞金?えらいかかって驚いたよ。消費者金融みたいな利率だったの覚えてるぞ。」

 

消費者金融

その言葉に過剰に反応してしまう自分が嫌だ。

社会の底辺loser「昔は、14%くらいあったらしいですね。今は8.7%ですが、それでもかなりの割合です。」※3か月以内なら2.4%

自分で話していて悲しくなった。私は今、年利18%の多額の借金を背負っている。
自分の資金の管理もできない人間が、この仕事に就いていることが滑稽だ。
しかもだ。この時まで私は救いようのないことに、、、

 

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まだ自分の借金は返済できると信じて疑っていなかったのだ。

 

私の甘すぎる考えは、この後の衝撃的な事実によって覆される。

そして本当の絶望を味わうことになるのだ。

 

つづく