社会の底辺loserのブログ

趣味や特技、役立つ情報を伝えていきます。

大人になれなかった子供

何を隠そう私は子供部屋おじさんだ。
今の職場で働くにあたって、地元に3年半前に帰ってきて今に至る。

今日は頭痛と吐き気がひどかったので、19時には退勤した。
定時は18時なのに、まるで定時前に退勤してしまったかのような気分だった。
私は会計事務所に勤めているので今はインボイスの質問対応や直前セミナーの準備に追われていて、ここ最近20時過ぎに退勤することが多かった。

早く家に帰ってこれたので、久々に母と夕食を共にした。
メニューはレトルトカレー、母が漬けてくれた浅漬け、そしてありがたいことにほうれん草とベーコンのバター炒めを作ってくれた。これがめちゃくちゃおいしい。私の好物である。今日は、ごきげんな夕食だ。

仕事が忙しいこと、ふるさと納税の返戻品を何にするかなど、たわいもない会話をしながら二人でテレビを見ながら食べる。
いつからか母と会話をしていると胸が締め付けられる感覚がするようになった。
母は私の借金のことはおろか、ギャンブルをしていたことすら知らない。

f:id:loser_s:20230915213045p:image

 

社会の底辺loser「それじゃあ、ごちそうさま。頭痛いから風呂入ってすぐ寝るよ。」

そう言って、いつものように自分の部屋に行こうとした時だった。

母「頭痛いの?明日が休みでよかったね。しかも3連休(^^)/ゆっくり休めるね。」

社会の底辺loser「いや、明日はバイトに行くよ。」

母「えっ、先週も行ってたじゃん。loser、お金に困ってるの?」

血の気が引いた。そうだ、これだけ日雇いバイトに出かけていて不思議に思わないわけがない。

社会の底辺loser「いやぁ~、いつも一緒にバイトしている同年齢の人と仲良くなってしまってさ、しかも、その人、すごい偶然で将棋もやっているんだ!!今度二人で将棋会館に行く約束もしたんだよ。だから、遊びに行くようなもんさ。」

私は努めて明るく、そう言った。もちろん、だ。そんな人など私にいるわけがない。

借金をする人は見栄っ張りや嘘つきが多いというが、どうやら本当みたいだ。

母「へぇ~、その日雇いバイトっていくつくらいの人が多いの?」

社会の底辺loser「意外と俺くらいの年齢が多かったりする。下は大学生から上は60近いような人も来てたりすることあるよ。」

......

 

そこからは当たり障りのない会話をして何とかその場を離れることができた。
母は私の言葉を信じてくれたのだろうか?それとも薄々おかしいと勘付いているのだろうか?
もし勘付いていたとしても、まさか数百万の借金があるとは夢にも思うまい。

子供部屋で私は一人うづくまった。まるで子供のように。

「ごめん、、お母さん、俺、もう取り返しのつかないところまで来ちゃったよ、、、」

私はもうじき36歳になります。

誰しもがみんな子供だった。そして大人になった。

大人になれなかった子供達がいる。その一人が私。

何としてでも母に頼らず、一切迷惑をかけずに借金を完済したい。

それだけが今の私の望みです。