社会の底辺loserのブログ

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【底つき】ギャンブルをやめている本当の理由

 

いかなる人の知識も、その人の経験を超えるものではない。
             ジョン・ロック

 

初めに言っておくと、決してかっこいいものではない。
将棋という熱中できる趣味があったからとか、このブログの存在のおかげだとか、母を悲しませたくないとか、そういった様になる理由でやめれましたと言いたかった。
もちろん、上記に挙げたことも少なからず要因にはなっているとは思う。
だがそれらは取って付けたものに過ぎない。
なぜなら、私がやめられている理由は今から語ることだけで完結するからだ。

 

今でも気を抜くと思い出しては死にたくなる。何度、夢に出てきたかわからない。
ご存知の通り、私は3ヶ月前、冬の賞与を全て失った。
この賞与は汗と涙の結晶だった。私が生きてきた証みたいなものだった。
それをギャンブルで全て溶かした。40万以上を失った。
賞与を溶かすなんてのはギャンブラーにとってはよくある話だろう。何もとりわけめずらしい話でもない。

問題はその過程。

12月上旬の時点では私の借金は約160万まで減っていた。しかし、ギャンブルを解禁していた私は賞与をもらった12月29日の時には借金は240万まで膨れ上がっていた。
一度完済したアイフルからまた76万ほど借りてしまっていたのだ。ギャンブルをしている自分が心底嫌になっていた。

賞与を元手に取り返そうなどとは考えておらず、賞与を全て返済に充て、2024年を借金200万からスタートしようと誓っていたのだが、もらったその2日後にはほぼ全て溶かしていた。自分でもわけがわからない。
ここまでは以前にも話したことだろう。

しかし、その続きがあるのだ。

それは賞与を失った1週間後のことである。私の人生最後のギャンブルの日。
1月の支払いに困っていた私は愚かにもその足りない分をギャンブルで増やそうとしたのだ。その結果がこの様である。

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約13万円ほど失った。

上記の画像をよく見ていただきたい。
途中バカラを挟んでいるが、ルーレットで10連敗をしている。
この10連敗は赤黒や偶数奇数といった2分の1ではない。0を含めた37のうち24をかけて外しているのだ。24/37、約3分の2で的中する賭け方で10連敗。

その確率およそ0.0028%
10万回に2、3回来るかどうかの確率。

まぁ、長年やっていれば巡り合う確率ではあるのだろう。だが、私は1週間前にバカラで初っ端8連敗、4分の1のゲームを13連続外して賞与を失っている。

これ本当に偶然か?

偶然なのだろう。私みたいな低資金で遊んでいる人間をカジノ側が狙い撃ちするわけもない。私など取るに足らない存在だろう。
だとしたら、終わっている。終わり過ぎている運の持ち主。それが社会の底辺loser。
多くの者は今の話を信じられないと思うが、紛れもなく起こった話なのだ。
信じられない幸せ者のために証拠画像を貼っておく。

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バカラを含め11連敗。この時、私の中である感覚が完全に抜け落ちた。
「当たるかもしれない、的中するかもしれない、次は当たるだろう」
そういった希望的な気持ち、感覚が私の中で完全になくなってしまったのだ。勝てる気がしないどころか、たったの一度として当たる気がしない。資金がなかったので11連敗で済んでいるが、おそらくこの次も的中することはなかっただろう。もうそうとしか思えないのだ。「二度と当たらない」そういったある種の強迫観念が私の奥深くで根付いてしまったのだ。

ギャンブルをやめ始めた当初、足りないお金をギャンブルで増やそうかと頭をよぎったこともあるが、それを食い止めたのがこの強迫観念なのだ。

勝つ気がしないどころか、一度たりとも的中する気がしない。

いくとこまでいったギャンブル依存症強迫性障害です。
私の場合、希望を見ることもなく圧倒的に負け過ぎたおかげで、それが反転。
ギャンブル恐怖症になってしまったのだ。

例えば、いくつか洞窟があるとする。それらの洞窟の先には大量の蜂か金銀財宝のどちらかがあると言われている。洞窟に入る者は金銀財宝があると信じて、少なくともあるかもしれないと思って入るだろう。だが、私はもうそうとは思えないのだ。
洞窟に入っては蜂に刺され、何度も殺されかけたことにより、その洞窟の中に金銀財宝があるかもしれないとは思うことができなくなってしまったのだ。
情けない話、洞窟に入ろうとしようものなら、ガクガク足がすくみ、体はプルプル震えて恐怖におののいてしまうのだ。

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XやYouTubeでギャンブルをやめらない人を多く見かけるが、おそらくそれなりに的中したり勝ったりしてきた人なのだろう。
私の場合はまるで違うのだ。微塵も勝てない。誰でも私レベルで負け続ければ、簡単にギャンブルをやめられることだろう。やめられると言えば聞こえはいいが、私はできなくなってしまっただけなのだ。

負け方があまりにも振り切れ過ぎていたおかげで、私はギャンブル欲というものを失った。どんなに強い馬だろうが、競輪ワイド1.0倍だろうが1ミリも当たる気がしない。

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私はお金と同時に勝てるかもしれない、いい思いができるかもしれない、といった前向きな感覚、挑戦的な感覚を失ったのだ。幼稚的万能感とは言わないまでも、そういった感覚、感情は生きていく上で大切なものだと思う。人生を楽しむ上で必要不可欠なものなのかもしれない。

それを失うという代償を払って、私はギャンブルをやめられたのだ。

ギャンブルをやめられず苦しんでいる人はどうか自分を責めないでほしい。あなたはまだ底に落ちてはいない。私のようにギャンブルができなくなった時が本当の終わりです。

どうか私の場所まで来ないことを祈ります。